精神科・心療内科って怖い?行ってみたら拍子抜けするほど普通だった話
精神科や心療内科に対して、「なんだか怖い場所」というイメージを持っている人は多いかもしれません。
暴れる人がいるんじゃないか、落ち着きなく体を揺らしている人がいるんじゃないか、と想像する方もいるでしょう。
でも、実際に行ってみると、そんなイメージとはまったく違います。
待合室ではほとんどの人が静かに椅子に座り、2~3時間待つことも珍しくないですが、それでも落ち着いて待っています。
暴れる人なんていませんし、雰囲気は普通の病院の待合室と変わりません。
もちろん、中には初めて来て緊張している人や少しイライラしている人もいるかもしれません。
しかし、それはどんな病院でも見られる光景です。
時々「変わった人」と感じることもありますが、街中ですれ違ったら普通に見えるような人たちがほとんどです。
精神的な病や脳の不調は、外からは見えないものです。
それが原因で怖がられたり、誤解されたりすることもあるでしょう。
でも、実際には拍子抜けするほど普通で穏やかな空間が広がっているのです。
「暴れる人」や「危険な人」はどうしているのだろう、とふと想像することがあります。
たとえば、閉鎖病棟にいる場合もあるでしょうし、家族が必死に家の中で抑え込んでいるケースもあるかもしれません。
孤独で病院にすら行けず、悪化している人もいるのかもしれません。
精神科や心療内科は、心の闇や不調を抱えた人が静かに治療に向き合う場所です。
病院に来られている人の方がまだ良いのかもしれない。
病院に来ることができずに闇を抱え込んでいる人たちの方が、本当はもっと大変なのかもしれない…そう思うことがあります。
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