祖母の年金の入る通帳を最期まで手放さなかった母の話

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祖母の年金の入る通帳を最期まで手放さなかった母の話

 

 

私は小さい頃からお金がないという認識で育ってきました。

母がいつも

 

お金がないからあなたも出しなさい

うちにはそんなお金ないよ

ばあちゃんから貰ったお金を出しなさい

 

といつも私には言ってました。

 

でも、いつも母は

 

うちは他の家よりもお金がある

あんたこの家に暮らせて幸せだよ~

アル中の虐待されてる家とかじゃないんだよ

 

と言ってるんです。

 

矛盾してますよね?

 

私はお金がある家に育ってて、わがままに育ってるのか、私はワガママなのかという認識でいた。

いつも母のお古とか、洋服はよその家の女の子のお古しか貰ったりしてなかったんですけどね。

 

 

私がおばあちゃんの介護をしていた時。

私の母は父の転勤で別の場所に住んでいました。

 

母はおばあちゃんの年金のお金が入る通帳1冊を持ってその地に赴いていました。

 

私も好きに使えるお金が欲しい

いいじゃないのよ

 

と言ってました。

 

 

もう1冊通帳があって、そちらにも年金のお金が入ってきてました。

それを私が預かっていて、おばあちゃんの家賃や食費を払ったりしていました。

 

おばあちゃんが入院したりすると、私の母は

 

あんたの持ってる通帳から出しなさい

私はお金がないから

 

と言います。

 

私の持っているおばあちゃんの通帳もお金がないよ

 

という

 

嘘言いなさい!

 

と言われ。

 

えー、これなんか金額がオカシイ!

役所の人が取ってるのかもしれない!

銀行に聞く!

 

と言って、銀行の人に取引履歴を見てもらうと1円も昔の金額から変わりなかったんですよ(笑)

 

私の持ってるおばあちゃんの通帳が入ってきてる金額が少ないと気付いたら、

普通の人の感覚だともう1冊の通帳も私に渡すと思うんですよ。

 

そのうち返すから!

 

私の母はおばあちゃんが亡くなるまで、自分のお金として何もなかったかのように使っていましたね。

 

 

こういうやり取りがある前に私は母に笑われた出来事があったんです。

 

おばあちゃんが○○(私の名前)が買って来る食パンはいつも値引きしたをのを買って来るって言ってたよ!

食パンぐらい値引きじゃないの買いなさいよ!

アハハハハハ、あー面白い!

 

と母が私に言いました。

値引きしているパンを買っている私に対して馬鹿にしたようにギャハギャハ笑ってたんですよ。

そういうお金のない事情があったからなんですけどね。

 

この人は何も知ろうとしないんだよなぁ。

一人っ子で育てられてるから、とにかくワガママなんですよ、今思えば。

私なんて上もいるし、下もいる。

ご機嫌伺いしないといけないから大変でしたけどね。

真ん中で頑張ったところで報いはなかったですけどね。

 

 

おばあちゃんの面倒を私が見てたんですけど、おばあちゃんがなくなった時、

私の母は

 

兄弟で3等分、おばあちゃんのお金を分けよう

 

って言うんですよ。

入院手続き、病院連れて行ったり、足の治療とか毎日私がしてたんですけど、

そんな私に対して毎月何かくれるわけでもなく「家に住まわせてあげてるんだから当然でしょ?」の言葉の元で動いてきました。

 

私の兄弟の上と下はほぼおばあちゃんのこと何もしてないのに、それを3等分なの?

私の働きって何だったの?

この人は私のことちゃんと見てたの?

上と下の兄弟に「住まわせてあげてるんだから○○しろ!言うこと聞けないなら、出て行けぇええ!」なんて言ったことないよね

なにかにつけて、私を動かすために、私だけに言ってるよね

「住まわせてあげてるんだから」とか「出て行け!」なんて小学生の時から言われてるわー

 

私の心が壊れるのも無理でしょ。

こういう話ばかりなんですよ。

疲れた。

 

ここに、この話を書いたのでもうこの話はぶり返さないようにする。

私、こういう話を人にするの初めてなんですよ。

そう、このサイトは私の無念だったことを消化していく為のサイトだったりする。

 

前向きに生きていく為に。

今考えても、「平等」という言葉を使うくせに平等に対応できない人たちだったなぁと改めて認識してるよ。

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